DeNA - コンプリートガチャとキュレーションメディアの共通点
逃げ恥見ながらこの記事を書き始めていますが、みくりさん可愛すぎて手が動きません。死ねるわー。
さて、DeNAのキュレーションメディア問題について、大手メディアも報じ始めました。
テレビのニュースでもガンガン流れています。こういう記事を大手が出し始めたところで、対象会社は"気合の入った"対応をいよいよ求められることになります。
ネットメディアとかを見ないエライ人も、天下の日経新聞は欠かさず読みますからね。
というわけで、DeNAから即日、第三者調査委員会設置のIRが出ました。
キュレーションプラットフォーム事業の業績予想も出てます。
(D社IRより)
ものすごい伸びです。2017年3月期第2四半期から第3四半期の間で売上高が1.5倍近くに。一気に中の人たちがブーストさせたのが見て取れます。
ていうか、第3四半期だけで21億円も売ってて黒字化見えてたのか…!(驚愕)
2012年に起きたコンプリートガチャと今回のキュレーションメディアの問題は、コンプライアンス意識の欠如、という共通点が発生の原因を物語っています。
じゃあ事業上の共通点はなんぞや、というのを考えてみると、両方ともは売上伸ばすためのKPIコントロールをしやすいんですよね。
コンプリートガチャは1課金者ごとの課金額を意図的に上げるための施策として生まれたもんですし、キュレーションメディアの問題はPVっていうKPIに直結する記事数を上げまくるために倫理観無視した記事乱造によって引き起こされてますよね。
ということで、2016年3月期(前期)までにKPIの感応分析をあらかた終えて、2017年3月期(今期)に入ってから一気に資金ぶっこんで記事数増やしまくってこんなことになっちゃったんだろうなあと数字を拝見して感じております。
こういうKPI操作で伸ばしやすい事業ってコンサル出身とか投資銀行出身の人たちが好む傾向にあったりするんですが(主観)、奇しくもD社さんもその辺出身の人たちがわんさかいるんですよねえ…。同業のG社さんも同様。
こんな事例を見る度に、理念とかビジョンって大事なんだぞ !ということを改めて全国の起業家に啓蒙すべきだって気になりますね。